推敲、読み直しで文章を磨こう

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どこの業界にも専門用語があるもので、美容業界を例に挙げると「ホワイトニング」「メディカルエステ」などはそれにあたるでしょう。これらは美容業界の外の人でも、何となく意味がわかります。しかし、「ラメグラデーション」「タラソテラピー」となると、業界の人でもわからない人が出てきます。ましてや、メディア関係の人にはチンプンカンプンの可能性が高いでしょう。

ところが、わりと安易に業界用語を使う人がいるのです。こうした「独りよがり」をメディア関係者は最も嫌います。内容を理解するのに時間がかかるからです。
そこで今回は、ニュースリリースを書く際の文章作用をご紹介します。

ポイントは大きく3つあります。
①読んでわかるか
②わかりやすい文章か
③説得力があるか

先ほどの「ラメグラデーション」「タラソテラピー」などは、読んでもよくわからない。よって、「①読んでわかるか」が満たされていません。このような言葉を使う場合は、短くてもいいから解説文をいれること。わらかなければ、ネットで調べてくれるだろう、などと期待しても無意味です。

続いて「②わかりやすい文章か」ですが、必要な内容は盛り込まれていても、主語がはっきりしなかったり、余計な文章がはさまっていたりなどして、文意が読み取れないということはよくあります。最低でも主語と述語関係は明確かを確認しましょう。また、1文が100字を超えるようなことがないよう注意しましょう。箇条書きを活用するのも、文章をわかりやすくするコツです。

そして、「③説得力があるか」どうか。
●来月の営業会議は、少し早めに開始することにしましょう。
●来月の営業会議は30分早めの、10時30分から開始することにしましょう。
上と下、どちらに説得力があるかは明らかですね。数字は具体性の極致。「「急成長」ではなく、「3年で売上が2倍」と書けばその会社のすごさがよくわかります。説得力を高めるためにも数字をうまく活用しましょう。

以上を踏まえて対策です。

以前、「リリースはA4判1枚にまとめるのがベスト」と書きましたが、「御託」を並べたり、ここぞとばかりに自慢話を書いたりしても読み手は嫌気がさすだけです。そうした話は思い切って削って、数字を使った事実を簡潔にまとめて書きましょう。

そして、書いた文章は必ず読み返すこと。その際、3つのポイントを確認してください。できれば、第三者に読んでもらうといいですね。そうすることで「独りよがり」を避けることができます。

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